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去り行く一切は、比喩に過ぎない。
CAUTON!
当ブログ【飴/色/信/号】は
海理の運営する個人ブログです。
日々のつれづれから801トークまで
無秩序に記事が書かれています。
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海理/かいり:
大学院生。
フランシス兄ちゃんと誕生日一緒。
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幾人無理して北伐へ(1926)
2009/12/13(Sun) 16:01:59
「お前のためじゃなくて俺のためなんだからな!勘違いすんな!」
そう言っていたイギリスさんですが
日英同盟って考えるとイギリス側のメリットほとんど無くない?
と思っている今日この頃です。

日本側のメリット
・日露戦争の際に援助が期待出来る
・日露戦争にフランスが介入してくることを防げる
(仏参戦と同時に英が日について参戦するから)
・国際的知名度・地位が向上する

イギリス側のメリット
・ロシアの南下を食い止められる
⇒いやでもそれ日本が勝てばの話だし
・商業的繋がりが強化される
⇒いやでも既に一の貿易相手国だし
(明治期日本が一番貿易してたのはイギリス)
・「光栄ある孤立」の放棄
⇒一人ぼっちは寂しかったんだね…(ノ∀`)

イギリスはロシアの南下政策を何よりも警戒していたようで、
それをどうにかして食い止めたいと思っているものの自分の手は汚したくねえ
(というか、ボーア戦争やってるからそんな余裕がねえ)
しかも三国同盟のヤツらが南下政策を支持し始めやがった
(ロシアの目をバルカン半島から逸らすため)
さてどうしてくれよう、そう思っていたときに
ちょうど利害が一致して、位置取りもちょうどよく、
それなりの働きが期待出来そうなのが日本だったとそういうことなんだと思いますが

要は天下の大英帝国様(その頃にはやや落ち目ですが)が
外交方針を変更し、新興国との対等な同盟組んでまでやりたかったことが
ただ一つ、『ロシアの南下阻止』ってこれなんて英露?
そういう結論になってしまったので、考えるのを止めました。
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その昔ってほど昔ではない20世紀も後半、イギリスとアイスランドの間で、
タラ戦争という名前からもうファニーな戦争がありました。
アイスランドは食料を水産資源に大きく依存していたのですが、
WWII後、主にイギリスの大型トロール船がやってきて
アイスランド近海の水産資源を漁獲していくようになったのであら大変。
明らかな漁獲高の減少に直面したアイスランドは、領海や経済水域を設定して、
自国資源の保護・管理とトロール船の閉め出しを行おうとしました。
対しイギリスは軍艦を派遣して漁船を保護するも、
EECやNATOとの交渉の結果、アイスランドに妥協することになりました。
1958~76年に3回ほど起きたとされるこの戦争は、
当時展開されていたCold Warを文字ってCod Warと呼ばれるのでした。



ネーミングのあまりの馬鹿ばかしさは大変印象に残っていたのですが、
ここでいざ「経緯を書け」という問に直面すると
「タラ巡ってアイスランドがイギリスに発砲した」
(大事には至らなかったものの実際に砲弾が飛んだらしい)
ことしか思い出せなかった
逆運に勇ましき胸を向けよ。
2009/11/12(Thu) 21:37:08
東洋の眠れる獅子と畏怖された中国が
気付いたらみんなに切り売りされてた


◆英国と清国の貿易模様
18世紀前半までは英清間の貿易は清国優位に行われていました。
清は貿易を朝貢形式しか認めず、貿易港も広州一港のみ。
またイギリスは清から茶・木綿・生糸・絹織物・陶磁器などなど
様々に輸入したいものがあったのですが、
対して清がイギリスから輸入したいものなんて何もありません。
イギリスが輸出可能なものといえば毛織物でしょうが、
上等な綿織物・絹織物が国内で生産出来る清には不必要だからです。

清(公行)からの物品の輸入のために
イギリス(東インド会社)からは銀が大量に流出、
貿易は常にイギリスの輸入超過状態でした。

しかし、産業革命が進展したことで、イギリス国内では
自由貿易を求める声が大きくなってきており、
清に於いても現在の状況を打開することが必要でした。
イギリスは数度に渡り使節を派遣して自由貿易を打診しますが清は応じず。
(マカートニー<1793>・アマースト<1816>・ネーピア<1834>とか)
清はそもそも外国すべて朝貢国だと考えてるんで、
丁寧に対応はするものの要求に応じる気はさらさらないんですね。
しかしイギリスもイギリスで清のことちょっと見下してるという。
平和裏な交渉の裏では互いに
英「東洋の遅れた野蛮国家と対等に付き合うつもりはねぇよ」
清「朝貢国風情と対等に付き合ってやる道理はねぇあるよ」
と思い合っているのが爆笑である。

ここで考え出されたのが、悪名高い阿片三角貿易。
まずイギリスはインド支配を進めて阿片の生産量を確保。
その阿片を清に輸出することで、銀の回収に成功しました。
清からは大量の銀が流出、更に阿片は深刻な社会問題を引き起こします。



◆アヘン戦争
この状況に痺れを切らした清の道光帝は、欽差大臣の林則徐を広州へ派遣。
阿片の没収及び廃棄・イギリスとの貿易禁止を決定します。
もちろんイギリスが清のこの態度に黙っているわけがありません。
1840年艦隊で広州を攻撃、清側の平英団の活躍なんかもちょっぴりありましたが、
当然ながらイギリスが勝利しました。
ちなみにイギリスでも全員がこの阿片に端を発する戦争にノリノリだったわけではなく、
議会で開戦するか否かの決を採った際も、賛成271・反対262という結果でした。
反対した有名人としては、グラッドストン・コブデン・ブライトなどが名を連ねています。


◆南京条約
アヘン戦争の講和条約として結ばれたのがこの南京条約。(1842)

・香港をイギリスに割譲せよ
・広州含め5港を開港すること
・公行廃止
・賠償金払え(戦費に加え、廃棄された阿片代金も含む)

がその内容で、更に翌年結ばれた虎門寨追加条約によって、
清は初めての不平等条約を結ぶことになってしまいました。
更に同内容の条約をアメリカ(1844・望厦条約)・フランス(1844・黄埔条約)とも
結んでしまったからさあ大変。
というのも、複数国家に片務的最恵国待遇を与えることで、
その国家間で互いに牽制し合う必要が無くなり、侵略が進むうえに
共同侵略してくる可能性まであるからです。

こうして列強に侵略される準備が整った清ですが、政府側は
「都合悪ぃ条約なんて守んなきゃいーあるm9(^Д^)」
と思っていたうえに、領事裁判権の恐ろしさも知りませんでした。
二千年の長きに渡り東洋の中心国家として君臨していた清もとい中国なので、
外交なんで今まで考える必要もなく、従ってド素人もいいとこだったからです。


◆先生!イギリスくんがまた何かたくらんでます!
アヘン戦争後、開港させたはいいものの期待したほど貿易額が伸びなかったイギリス。
イギリスが条約改定及び貿易拡大を虎視眈々と狙う中、アロー号事件が起こります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
これは好機とイギリスは悪友フランスを誘って清との戦争を開始します。
イギリス・フランスとも国内には反対意見も多かったのですが、
時のフランス最高権力者は皇帝ナポレオン三世。
民心を掴むため遠征ばかりしていた彼が、この誘いに乗らないはずがありません。ばk

共同出兵の結果、清との間に1858年天津条約を結ぶものの、
清側がこれの批准を拒否したため戦争再開。
両軍は北京を占領し、この際に円明園という清のバロック建築を破壊しています。
北京条約が結ばれて戦争は終結しました。


◆北京条約
アロー戦争の講和条約。(1860)

・外国公使を北京に駐在させること
・天津含め内陸部の11港開港しろ
・キリスト教布教を自由化
・イギリス様に九竜半島南部よこせ
・中国内地における外国人旅行を自由化せよ
・阿片貿易自由化しろ(※イギリス本国では違法行為である)
・賠償金払え

が、その内容です。
反故になった天津条約に、天津開港・九竜半島割譲・賠償金増額
が加わっています。


◆清ですが、未来がないです
諸外国の圧迫を受け、また外国商品流入で自給自足体制が崩れた清では、
社会に大きな変化が起きていました。
とりあえず外交にもうちょい真面目になってみようと思って、
総理各国事務衙門という外交機関を作りました。
四千年の歴史を有しながら1861年のこれが初の外交機関なのがわろすわろす
世界史用語集の『秘密外交』のところに
“なかでもイギリスの関係した秘密条約がもっとも多い”
とあったのを見つけ、それだけでも笑いを誘われたのですが、
それを踏まえて冷静に教科書を読み返してみると
イギリスの関係した秘密条約しか載っていないことに気付きました。
実際は教科書掲載分より遥かに多い密約が取り交わされていて、
その中にはイギリスの関与していないものも当然あるんでしょうが、
にしてもお前は関わりすぎだwww

【1915 ロンドン秘密条約】
イタリアが連合国側で参戦することを条件に、
「未回収のイタリア」を大戦後にイタリアに割譲することを約束した
イタリア・イギリス・フランス・ロシア間の密約。
これを受けイタリアは中立を放棄、三国同盟を離脱し連合国側で参戦。

【1915 フサイン・マクマホン協定】
英エジプト高等弁務官マクマホンと、
メッカでアラブ独立国家建設を目指す指導者フサインの協定。
戦争協力を条件に、戦後アラブ人居住地域に
アラブ人独立国家を建設することを認めた。
これを受けアラブはオスマン帝国との戦いを開始。

【1916 サイクス・ピコ協定】
オスマン帝国領土の分割やパレスチナの国債管理等の戦後方針を定めた
イギリス・フランス・ロシアによる協定。
サイクスは英・ピコは仏の代表者の名前である。
この密約は後にロシア革命政権(ソヴィエト政権)により暴露され、アラブ側を憤激させた。

【1917 インド自治の約束】
インドの独立運動停止と戦争協力を条件に、英インド相モンタギューが
戦後のインド自治宣言を発表したもの。
これを受け多くのインド兵がヨーロッパ・メソポタミア戦線で戦い多量の戦死者を出した。

【1917 バルフォア宣言】
パレスチナ単独支配の意図が危うくなるのを怖れた英外相バルフォアが、
戦後ユダヤ人のパレスチナでの民族的郷土の設立を約束したもの。
戦争継続のため、ユダヤ系金融資本の協力を得る目的でもあった。

しかもこれ多分、1つも守ってない。
第二次大戦が終結した頃のアメリカは、真の意味でリベラルな国家だった。
そのため、日本に対して行われた戦後政策でも、
国を東西に分割し、その格差を利用して国力を削ぐ方法
―例えばドイツや、韓国のような―は採られなかった。
完膚無きまでに叩きのめしたその国に、
戦後は惜しみなく物資を投入し、復興をどこよりも支援した。
仮に敵対していた相手だとしても、窮乏する自分を無条件で助けてくれるとなれば、
反抗する気は次第に失せていくものだ。
有り体に言えば『飼い慣らした』ことになるが、
アメリカからの物資が無ければ45年の冬を越せない子供は
比べものにならないほど多かっただろう。況んや戦後復興をや。
自由を愛し抑圧を嫌う。
アメリカとは、そういう国家であったのだ。
しかし、近年のイラク戦争への対応を見る限り、
その本質は変化していると言わざるを得ない。
もしアメリカがあの頃のままであったなら、
イラクへの対処も今とは違うものになっていたはずだ。


なんか現文の授業でこういう話出たんだけど\(^o^)/
ただの米日じゃねーか\(^o^)/
と思って一人でによによしていた\(^o^)/



今週の世界史では日英同盟が廃棄されて実に涙目なんですが、
同盟廃棄に至ったイギリスの思惑としては

「なんかどうも最近アメリカが日本を警戒してるみたいなんだよなー…
 仮に太平洋かアジアでアイツら二人が軍事衝突したとすると、
 攻守同盟を結んでる以上俺は日本側に味方することになるわけで、
 日本に協力するのは別に構わねーがアメリカと敵対はダメ、絶対。
 今は違うとはいえ、弟だったんだ。アイツは同胞。敵対イクナイ
 …そろそろ潮時だな、この同盟も」
⇒四カ国条約締結・日英同盟廃棄決定

「まぁ体のいい置き去りですね(先生談)」

ほーら、最悪でしょう^^^^?
世界大戦の裏でまさかの三枚舌外交とかやってるイギリスさんですから
このぐらい可愛いもんですが、にしてもまぁ体のいい置き去りですよね^^
結局アメリカが大事と。そういうことですよね。この野郎…でも好き……!


アルが菊をアジア・太平洋地域の攻略において
障害だと思い始めていることを敏感に感じとるアーサー。
(↑「イギリスはそういうの敏感に感じ取るんですね」と先生が言って本気で噴きかけた)
菊とは同盟関係でいたいがアルとは敵対したくない…
倫理的に言うとプラスとマイナスの葛藤というやつですね。
友人と元弟、どちらを取るべきなのか考えたりとか、まぁするんですけど
アルと戦う、そう思うとどうしても独立戦争のことを思い出してしまう。
アルに銃を向けられた感覚を思い出す。
あぁ、あんな惨めな思いはもうまっぴらだ…とそういうことになって
今のうちに廃棄しておくしかない、と。トラウマ乙\(^o^)/
ちなみにイギリスはWWIでアメリカに大量の借金をしているので、
(戦争は半年くらいで終わると思ってたら足掛け5年もかかったから)
その意味でも敵対はよろしくないようです。

同盟廃棄にあたり、アーサーは色々と言い訳を考えるのですが、この頃の菊は
アルとアーサーにどうにかきちんと仲直りして欲しいと思っているので、
そのへん空気を読んで廃棄に同意してしまいます。
空気を読んだのが仇になるんだけどね\(^o^)/
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