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去り行く一切は、比喩に過ぎない。
CAUTON!
当ブログ【飴/色/信/号】は
海理の運営する個人ブログです。
日々のつれづれから801トークまで
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海理/かいり:
大学院生。
フランシス兄ちゃんと誕生日一緒。
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国家
2017/10/31(Tue) 07:58:13
足掛け10年沼に嵌り続けている作品があることを思い出したので、一番手の話題はそれにした。みんな大好き、Axis Powers ヘタリアである。今現在まで続く擬人化ブームの先駆け的作品で、個人HPでの漫画連載から始まり、書籍化、アニメ化、映画化、最終的にはミュージカル化までされた。
さて改めて、ヘタリアの何がこれほどまでに私の心を掴み、今も掴み続けているのかを考えたが、一番の要素は全登場人物が「大人であること」であるように思う。登場人物は皆、矛盾を抱えながら日々生きている。国の化身であるがゆえの「国民の総意」としての「意思」と、人間と同じように日々を生きる一個人としての「意思」の矛盾。富や名声を求めて争いを続ける人間を、いかにも愚かしいものだと突き放しながら、そういった人間一人一人が自分の構成要素であるゆえか、愛おしむ目線を捨てられない矛盾。人間のように振る舞うことは馬鹿げていると知りながら、それに憧れてならないという矛盾。
そういった複雑な内面を持つ登場人物同士が恋愛するので、なかなか簡単には事が進まない。普通の人間なら、最終的には「個人の問題」であるはずの自分の感情さえも、国である以上自分ではどうにも片づけられない。それは自分もそうだし、相手もそうだと、お互い嫌というほど分かっているが、その上で二人は何らかの結論を出す。単純な好き好き大好き超愛してるではない、意地と打算と葛藤と本心とが入り乱れた「大人の恋愛」を描けるところが、たまらなく魅力的なのである。
どんな作品であれCPであれ、簡単に割り切れない「大人」な側面は持っていると思うが、ヘタリアは特にその傾向が強く、だからこそこんなに長くはまっているのだろう。男子高校生の真っ直ぐでキラキラした恋愛は、最早眩しすぎて目が眩んでしまう。そんな腐女子にも、ヘタリアのキャラクターたちはずっと変わらず、寄り添ってくれる頼れる「大人」なのだ。
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