去り行く一切は、比喩に過ぎない。
CAUTON!
当ブログ【飴/色/信/号】は
海理の運営する個人ブログです。 日々のつれづれから801トークまで 無秩序に記事が書かれています。 回覧は自己責任でお願いします。 海理/かいり: 大学院生。 フランシス兄ちゃんと誕生日一緒。 ◇好きなもの ・SEED/DESTINY/00 ・Sound Horizon ・YGO(DM) ・APH ・艦これ ・アスキラキラアスアスシン カヲシン古キョン闇表ロク刹 朝菊独普独BA青黒 ◆目下夢中なもの ・島国同盟 ・榛名ちゃんと加賀さん ・日本は俺の国 ・英国は俺の嫁
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大学に入ってから読んだまともな本
買った本とか色々 |
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キラは正義だと
2006/11/15(Wed) 00:36:53
はじめましてはじめまして。
いきなり別ジャンルのお話ですみませんって感じですが、 『DEATH NOTE the Last name』...観に行って来ました。 以下ネタバレ感想。
感動した…つか泣きました。
映画で泣くなんて初めてだ…悶えるのは鋼で経験済みですが(… ぃゃ何処で泣く映画なんだよって方は文末へどうぞ。 原作より良かったな、というのが第一でしょうか。 ニアとメロ、というかアメリカ編はさっくりカットしつつも 原作の第一部と第二部を混ぜ合わせてコンパクトに纏め上げられてた感じ。 ヨツバキラ編はまぁ無くなるかなと思っていましたけど、 第3のキラが火口から高田に置き換わって 話の流れとしてはそのまんま残ってました。 清楚高田はキラに心酔気味だから、第3のキラ、としては照の要素も含まれてるかな。 記憶を無くした月とLが手錠で繋がれるという例のアレはありませんでした。 L月+捜査本部によりTV局に追い詰められた高田のデスノートに触ることによって ノートに関する記憶を取り戻し、時計に仕込まれた切れ端で高田を殺す、という 流れも同じです。 切れ端に本当に針と血で文字書いてたのには感動しました…! 血かどうかは確証持てないけど多分… 結構書けるものなんですね。 Lは原作一部と同じ様に死んだ(実際にはフリをした)ワケですが、 かなり危険な賭けだったと思います。 倒れる演技はレムのノートに名前を書かれた時と合わせる必要があるのに、 レムが自分の名前を書く所を見ているわけにはいかないですから。 倒れてみたのにレムはまだ名前書いてなかった、とかいう事態は許されないワケで。 それにもし月が脈を確認したりしたらお仕舞いですし。 自分の演技力と月の馬鹿さ加減に全てが委ねられていたってことになるんですね(笑。 上手くいったから良かったものの。 ミサの「お父様を殺すの…?」という辺りは上手かったと思います。 強盗に家族を殺された過去から『家族』というものの死に酷く過敏になっていてもおかしくはなく。 『予想出来ない結末』と言われてたからこのシーンで ミサが月から無理矢理ノートを取り上げて月の名前書いて終わり、とかかと思った。 結局は一人も真の意味での味方には出来ず、利用しようと思っていた人物に殺される。 Lという圧倒的脅威を倒すことに必死に成り過ぎて、身近な綻びに気付かなかった。 なんて皮肉なオチかしら、なんて考えてました。違いましたけど! 月とL、二人の頭脳戦の結末については、色々な人が書かれている通り引き分けですね。 相手の最大の武器である筈のデスノートを巧みに利用して 作戦の裏を掻いたのはLではあったけれど、それまでに多大なる犠牲を払った上に 自分もキラも死ぬという結果でしか終わらせられなかった。 でもこれ以降人間界にはノートが落とされることはない、とは断言出来る筈もないし、 そして拾った人間はいつか『キラ』と呼ばれた存在に今度は自分が成ろうと考えるかもしれない。 そう考えると……まぁとにかく、月とLに関しては引き分けということで。 そして原作では描かれることのなかった一年後の夜神家。 2月28日。月の誕生日。月だけが居ない夜神家。 自慢の兄がキラだったと明かされることもなく 唯、月が居ないことを悲しむさゆちゃんが切なくて切なくて… 原作第二部の終わり方だと月も照も死んでめでたしでニアサイドが絶対の正義、 みたいな印象を受けざるを得ない感じでしたが 月も一人の人間で息子で兄妹であったのだと。 月を殺すことでキラによる犯罪を止める、と云うのは 望ましい終わらせ方だったとはとても言えないのだと。 窓際の写真立てに飾られた微笑む月の写真が映った辺りで泣いた… 要は面白かったと云うことです。 原作を知らなくても、知ってるからこそ、観る価値のある映画だと思います。 そしてひょっとこのお面を被ったLは可愛かった。 PR |