去り行く一切は、比喩に過ぎない。
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海理の運営する個人ブログです。 日々のつれづれから801トークまで 無秩序に記事が書かれています。 回覧は自己責任でお願いします。 海理/かいり: 大学院生。 フランシス兄ちゃんと誕生日一緒。 ◇好きなもの ・SEED/DESTINY/00 ・Sound Horizon ・YGO(DM) ・APH ・艦これ ・アスキラキラアスアスシン カヲシン古キョン闇表ロク刹 朝菊独普独BA青黒 ◆目下夢中なもの ・島国同盟 ・榛名ちゃんと加賀さん ・日本は俺の国 ・英国は俺の嫁
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大学に入ってから読んだまともな本
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2025/01/20(Mon) 00:07:53
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『Moira』の読みについて考察
2008/09/28(Sun) 14:34:34
Sound Horizon 6th Story CD『Moira』についての考察
とは言ってもストーリーについては たくさんネット上に存在していましたので、 アルバムタイトルについて。気になって調べたので書いておきます。 テスト勉強?ああ積分がようやく終わりました\(^o^)/ Moiraとはギリシャ神話における「運命の三女神」の単数形。複数形はMoirai。 三女神とは諸説あるがLakhesis、Klotho、Atroposのことを指す。 Moiraは元々ギリシャ語で「割り当て」という意味で、 人にとっては「寿命」が割り当てられたものとして最も大きな関心があった為、 寿命、死、そして生命などとも関連付けられた。 また出産の女神であるEileithyiaとも関連付けられ、 やがて運命の女神とされた。 最初は一人の女神を指す語であったが、 後に三女神で一組の「運命の女神」を指すこととなり、複数形でMoiraiと呼ばれる。 人間個々人の運命は、Moiraたちが割り当て、紡ぎ、 断ち切る「糸の長さ」やその変容で考えられた。 まず「運命の糸」を人間に「割り当てる者」がLakhesisで、 みずからの糸巻き棒からこの糸を「紡ぐ者」がKlothoで、 こうして最後に、この割り当てられた糸を、 三人目のAtropos(変えることのできない者の意)が切った。 このようにして人間の寿命は決まるのである。 ギリシャ神話の主神Zeusは神々の王として、不死なる者の長として、 運命を操る側にあるようにも見えるが、 Zeusもまた運命の女神Moiraの支配の元にあることを示唆する神話も残っている。 Zeusはある面では、人間と神々の運命を支配しているし、 MoiraもZeusの王権の元に仕えている。 しかしそのZeus自身もまた、自己の自由が及ばぬ運命の定めを持っているのだ。 (以上Wikipedia「モイラ」の項より引用・一部改編) で、Wikiの項の名前が「モイラ」であること、 またその綴りを素直に読んでも分かるように運命の女神Moira=モイラと読むようですが、 今回のCDではMoira=ミラと読んでいます。なんでだよ、と。 書きたかったのはこの理由についてだけなんだ…↑の文章は単なる場繋ぎ← ギリシャ語には二重母音というものがあります。 二重母音とは、二つの母音が結合して一つの母音として発音されるもの。 当初は別々に読んでいたものが、時が下るに従い 母音融合が起こったり、とにかくあれこれあって出来たものです。 ※母音融合は日本語でも起こります。ググるとすぐ出ます。 それらの母音は表記はされるが発音はしない(異なる)、 つまり、ギリシャ語には黙字的な扱いをする字があるってことですね。 Moira(Μοιρα)を綴り通りモイラと読むのは 古典ギリシャ語(B.C.5C頃のギリシャ語)であり、 現代ギリシャ語に至るまでにοιはoi→oe→yと発音が変化しているため、 ΜοιραはMyra、つまりミラと読むのだと思われます。 PR |