去り行く一切は、比喩に過ぎない。
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海理の運営する個人ブログです。 日々のつれづれから801トークまで 無秩序に記事が書かれています。 回覧は自己責任でお願いします。 海理/かいり: 大学院生。 フランシス兄ちゃんと誕生日一緒。 ◇好きなもの ・SEED/DESTINY/00 ・Sound Horizon ・YGO(DM) ・APH ・艦これ ・アスキラキラアスアスシン カヲシン古キョン闇表ロク刹 朝菊独普独BA青黒 ◆目下夢中なもの ・島国同盟 ・榛名ちゃんと加賀さん ・日本は俺の国 ・英国は俺の嫁
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大学に入ってから読んだまともな本
買った本とか色々 |
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2025/01/19(Sun) 04:33:33
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スペインの潰瘍が私を破壊した。
2009/09/20(Sun) 17:23:53
↑ナポレオン様の名言である。
世界史の授業中散々先生がアピールしていた覚えがあるものの 「フーン(´_ゝ`)ところでこれどういう意味なん?」 と長らく思ってたものなのですが(クソすぐる)、それが今日解決致しました。 これは半島戦争(1808~1814・スペイン独立戦争とも)を受けて発せられたもので、 半島戦争とはナポレオンがプロイセンぶん殴ってヒャッホーウ!ってしてた矢先に スペインで起きた戦争。 余談ですが、イエナの戦い(1806.10)でフランスに負けたプロイセンが フランスと結んだティルジット和約(1807.7)は、何処に登場してもテンプレのごとくに 「屈辱的なティルジット和約」 と表現されていて、どんだけ屈辱的だったんだよwといつも思ってしまいます。 領土半分掠め取られた上に賠償金まで払わされたわけだから 確かに大層屈辱的ではありますが、そんな例は他にいくらでもあるわけで なんでここだけわざわざ…と考えた挙句に ああ仏普フラグなんですね分かります^^に落ち着いてしまう^^ 脱線しましたが、その半島戦争は何故起きたのかといいますと、 スペイン=ブルボン王家が継承争いでごたごたしていた時に、 ナポレオンはそのごたごたに紛れてブルボン家を廃し、 兄のジョセフ・ポナパルトをスペイン王につけてしまったからです。 スペイン民衆はそれに反発して反乱を起こし、ポルトガルとイギリスがそれに加わり、 一旦はナポレオンによって鎮圧されるものの、 後にイギリス軍がスペインに再上陸。 各地のゲリラも本格的に加わって戦争は泥沼化し、 最後にはフランスは敗北します。 ゲリラ戦は悲惨なものだったようで、この戦争中の一場面を描いた ゴヤの『五月三日』とか有名ですね。 ナポレオン帝国の支配に対して、最初に起きた大規模な反乱であり、 ナポレオンはこれで莫大な戦費と多数の有能な人材を失って、 以降失脚への道を歩むこととなります。 (モスクワ遠征失敗→ライプチヒの戦いでパリ陥落→皇帝退位) そのため、のちにセント・ヘレナ島で自らの人生を省みたナポレオンをして 「スペインの潰瘍が私を破壊した」と言わしめたのですね。 スペインってバリバリのカトリックだし、そのうえ同じ王家だしで ここまでは結構フランスと仲良かった国なので、 これ以降の仏西関係が大変気になるところですが、 こっから先はスペインが本格的に世界史から姿を眩ますのでよく分かりません\(^o^)/ せいぜいアメリカにフロリダ売ったくらいしか出番が\(^o^)/ PR |